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国際法務の部屋

アクシス国際法律事務所参画のご挨拶(李航 中国弁護士)

このたび、オブ・カウンセルとしてアクシス国際法律事務所に参画いたしましたので、ご挨拶を申し上げます。

アクシス国際法律事務所は、中国をはじめ、ASEAN諸国、欧米などに海外展開を行われるクライアント向けのリーガルサービスに力を入れております。私は中国弁護士として、2009年4月から主に北京・天津現地の日系企業向けの中国法サービスを提供して参りまして、今年4月から弁護士10年目に入りました。現地法人(独資・合弁)の設立をはじめ、契約審査や労働問題を含めた企業の日常運営・管理、組織再編・M&A、清算・撤退、紛争解決など、中国法務の全般にわたる法的サポートの経験を有しています。

「中国法務」といえば、特に中国進出をすでに経験された日系企業にとっては馴染みのない概念ではないかもしれませんが、「中国法務」の内実は、常に時代と共に進化しています。中国には13億人を超える巨大市場に加え、近年、生活水準の向上に伴い「中産階層」と呼ばれる人々の数が急増し、「世界の工場」から「世界の市場」へ変化を遂げています。また、電子取引の急速な進化に伴い、IT技術を活用した新しいビジネスモデルが続々と生み出されています。多くの日系企業が、新しいビジネスチャンスを敏感に捉え、積極的に取り組んでいることは、日頃の弁護士としての業務を通じて実感しているところです。これからも、中国ビジネスはより多様化、複雑化していくことが予想されますので、新しい事業を行う際の法的問題の検討には、時代に即した専門知識と経験が必要となります。

海と山に恵まれる神戸で4年間留学生活を暮らした私は、神戸の皆様をはじめ、多くの日本の方にお世話になりました。また、渉外弁護士を目指し、留学期間中、ほぼ毎月、大阪で行われた中国法務交流会に参加した際に、関西地域で活躍される日中両国の弁護士や企業法務担当者の方々と交流した場面は、今でも鮮明に記憶にあります。それから10年が経った今、大阪の川縁を歩くと、その頃とあまり変わらない景色が目に入り、「逝者如斯夫。不舎晝夜。(逝く者は斯くの如きか。昼夜を舎(お)かず。)」という論語の言葉を思い出します。世間の景気がどのような場面であろうとも、渉外弁護士になった頃の初心を忘れず、常にクライアントの信頼を得られるように探求する姿勢を忘れずにいきたいと考えております。

これから、アクシス国際法律事務所の一員として、ご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

文責:李航(中国弁護士)

2018年05月14日 13:05|カテゴリー:

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